介護に必要な福祉車両の税制優遇制度とは

福祉車両は車いす等を車両に乗せるために昇降装置を装備する等して障害のある人や高齢者の介護用に整備された車両等をいい、それらの車の購入時や使用にあたっては、車両の構造や身体障害の程度によって税金の免除など受けることが出来る税制優遇制度があります。

例えば車両購入時に係る消費税は、車いす等を車両に乗せるために昇降装置を付けその車いすを固定するための装置を付けた車両の場合は非課税となります。また、身体が不自由な人が運転できるように補助手段が施された車についても非課税です。

自動車取得税の減免制度もあります。自動車取得税は地方税なので自治体により違いがありますが、身体が不自由な人が取得・利用する車が対象となります。本人若しくは通勤のために生計同一者が運転する車は減免されますが、ただし、事業用は除きます。身体障害のある人が乗車できるようにした構造の車は全額免除です。身体障害者自ら運転するための構造変更をした営業用の車については、構造変更費用に税率を乗じた金額が自動車取得税から減免されます。

同じく地方税である自動車税についても、事業用を除いて税金が減免されます。身体の不自由な人が所有し、本人がもしくは通勤等のため生計同一人が運転する車が対象です。身体が不自由な人が乗車できるようにした構造の車は全額免除されます。

地方税の減免措置は各自治体により異なるので詳細は各自治体で確認しましょう。

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